MARIYOSHI blog

日々の記録です。

【第一子不妊治療】タイミング療法・旦那の精液検査

ご訪問ありがとうございます。まりよしです。

第一子の出産を終えて、振り返って書いています。

今回は、タイミング療法から旦那の精液検査の結果までの内容になります。

少しでも読まれる方のお役に立てますように。

 

【第一子出産までの治療歴】

2019年11月:予防接種後2ヶ月避妊→本格的に妊活開始!

2020年4月:産婦人科に初めて受診しタイミング療法開始

2020年8月:不妊治療施設へ転院し人工授精3回

2020年12月:体外・顕微受精へステップアップ

2021年1月:採卵1回目(凍結胚2個)

2021年2月:移植1回目(凍結胚)

2021年3月:着床確認→陽性

2021年11月:第一子出産

 

 

はじめに

私は28歳のときに結婚し、30歳までには子どもを一人ほしいな〜と思っていました。

妊活前に考えていたことといえば、予防接種を受けないとな〜くらいです。

 

実は妊活を開始する少し前に、不妊治療の経験がある30代半ばの女性の先輩から、

妊活するなら夫婦ともに検査してから始めた方がいい」と

アドバイスをいただいていました。

 

しかし、「検査費用かかるよな〜」と乗り気ではなく、

「検査しなくても何ヶ月かしたらすぐにできるでしょ!」と気楽に考えていました。

まさか自分が不妊治療をすることになるなど、全く想像もしていませんでした。

 

私自身は検査の結果、排卵が少し遅れているくらいだったのですが、

旦那が精子*1・無力精子*2といういわゆる男性不妊でした。

 

余談 ー妊娠前の予防接種ー

妊婦が罹ると胎児に影響を与える、流産の危険性が高まるといった感染症があります。

その感染症の予防接種の中には生ワクチンに分類されるものがあり、

妊娠中は接種できません。

 

予防のためにも、抗体が少ない方は妊娠前に接種するのをオススメします。

 

初めの違和感

私たちは夫婦仲も良く、仲よしの回数はかなり多い方だったと思います。

結婚してからの避妊期間は生ワクチンの予防接種を受けてからの2ヶ月間だけで、

それ以外の期間は、子どももすぐに欲しかったので避妊していませんでした。

 

本格的に妊活を開始してからは基礎体温も測り、タイミングを見て仲よし。

毎回検査薬を使って検査をするも、検査薬は全く反応しませんでした。

 

なんでできないんだろう…?

 

原因を考えた時に、私自身生理周期が35日〜42日と長く期間もバラバラだったので、

排卵に時間がかかっていて、仲よしのタイミングが合っていないんだと思いました。

 

そこで初めて産婦人科を受診。

まさか不妊治療をすることになるとも思っていなかったので、

出産するならココ!と決めていた産婦人科に掛かりました。

 

タイミング療法開始

産婦人科初診

初めての受診では基礎体温表を見てもらいました。

ガッタガタの体温表でしたが、高温期と低温期の二層には分かれているとのこと。

しかし、「ちょっと排卵し辛そうな感じだね」と言われました。

そこで、詳しいホルモン値の検査を行うため血液検査をすることになり、

検査は次の生理が終わってからということになりました。

 

産婦人科での検査について

産婦人科では月経周期に合わせて、その患者の状況に合わせて様々な検査をします。

そのため、全ての検査に時間がかかるのは仕方のないことです。

 

しかし、生理周期に合わせて検査→結果を待って治療開始というのが

病院に掛かったことがなかった私にはもどかしく…笑

 

基本的な検査項目と検査時期くらいは事前に知っておくべきでした。

(例)基本的な検査(ホルモン値など):生理3日目くらい

   黄体ホルモン:月経終了後20日目くらい

 

結果として、ホルモン値が相対的に低いとのことでした。

 

余談

…当時の検査項目を見返してみると、

月経22日目でプロラクチン・LH・FSH・エストラジオールの検査をしています…

これは月経3日目にするものでは???

当時は言われるがままだったので、先生の意図はわかりません。

やはり自分に知識がないとダメですね笑

 

治療開始とタイミング療法

検査結果が少し良くなかった私は、

一度ルトラールというお薬を使って周期をリセットさせ、

クロミッドというお薬を使い卵胞を育てていきました。

 

クロミッドを服用してから12日目。

卵胞の育ち具合を見ながら、いつタイミングをとったら良いか先生と相談。

指示日に仲よしのタイミングをとるも、次の受診日に卵胞を確認すると

どうやら排卵していない様子。

 

そこでhcg5000の注射をうって排卵を促しました。

これが筋肉注射なので痛いのなんのって…

そのあとも排卵が確認できるまで3回ほどクリニックに通い、その日は仲よし。

 

さすがに旦那も疲れてしまったみたいで、

指示日のうち1日は最後までできない日もありました。

 

排卵しない状況と戦いながらやっと排卵が確認でき、

基礎体温が上がって自分の中ではついに?!と思ったのも束の間。

 

結果は陰性

 

まあ、1回目はこんなもんだろうと思いました。

 

しかし、2回目、3回目のタイミング療法を続けるも、検査薬は全く反応せず

 

卵胞も診てもらって、排卵も予測してもらっているのにどうして妊娠しないのだろうか

検査薬の陰性を見ては落ち込みました。

 

私が掛かっていたクリニックは、不妊治療専門の施設ではなくお産メインの産婦人科なので、

他の検査や、旦那の検査を勧められることはなく、タイミング療法を繰り返しました。

 

旦那の精液検査

自宅でできる精液検査「Seem」

私自身は、自分の排卵障害が妊娠の壁になっていると思っていました。

しかし、旦那が自分も検査をしてみると言ってくれたおかげで、

私たちの妊活は少し進むことになります。

 

私たちはタイミング療法と並行して、2回目がダメだったあと、

旦那の精液検査を行うことにしました。

 

当時は「Seem」という精子セルフチェックが自宅でできるサービスがありました。

しかし、2022年6月30日でサービスが終了してしまっているそうです

 

「Seem」では、精子の量がどれくらいか、運動率がどれくらいかについて

簡単に自宅で確認できるという画期的なものでした。

男性の検査の第一歩にはとても良いと思っていたので、

サービスが終了してしまってとても残念です。

 

「Seem」を使い調べてみると、

なんと旦那の精子が量・運動率ともに基準値を大幅に下回っていました。

 

アプリでは精子であるおたまじゃくしが動き回っている様子が見れるはず、

だったのですが、旦那の結果では動いているおたまじゃくしは数匹…

 

この結果を受けて、きちんと病院で診てもらおうということになりました!

 

泌尿器科での精液検査の結果

旦那の受診した病院では、初診で精液検査キットをもらい、説明を聞いて帰宅。

次回提出日は予約不要で、都合の良い日に精子を提出しに行くそうです。

 

旦那は家で精液を採取して1時間経った頃に受付にキットを提出。

10分後には結果を聞きに診察室へという流れだったようです。

病院によっては、施設内で精液を採取するケースもあるようです。

 

結果は、自然妊娠するにはもう少し結果が良い方がいいそうですが、

なんとでもなるレベル」と言われたそうです。

 

精子はその時の筋肉量、体調、生活習慣に左右されるそうで、

健康であることが一番大事だそうです。

特に筋肉量UPが大事で、すぐに改善しますよ。とのこと。

あとは、子どものため!と気負いすぎるとストレスが溜まって良くないよ。

と言われたそうです。

 

旦那はとりあえずジムに通い始め、処方してもらった漢方を飲み、

加えて自分で買ってサプリメントを飲み始めました。

 

タイミング療法も、この日にするよ!ではなく、

なんとなく自然にそういう雰囲気になるように努めることにしました。

 

このときはまだ、生活習慣などを気をつければ自然妊娠できるんだー!

頑張ろうと思っていました。

 

精液検査の結果が良くならない→人工授精のため転院を決意

 

旦那の泌尿器科での結果を私の通っていた産婦人科の先生に伝えました。

こちらの先生も「若いから1回の結果で問題があると思わなくて良いよ」と、

言っていただきましたが、不安そうにしていたからか、

産婦人科でも精液検査はできるそうで、こちらでも実施してもらうことになりました。

 

精液検査の結果は、運動率があまり良くないとのことでした。

 

ちょうど3回目のタイミング療法も陰性で、

先生も「もうそろそろだと思うんだけどねぇ」と苦い顔をしていたのを覚えています。

 

この先生の表情を見て、次のステップ「人工授精」をすることを決意。

先生にも人工授精の方が確率は高くなると言われ、

紹介状を書いてもらうことになりました。

 

妊活開始〜タイミング療法を振り返ってみて

私たちは妊活を本格的に開始したのが28歳ということもあって、

妊娠ができにくいとは全く考えていませんでした。

そのため、知識も乏しく手探りでタイミング療法を開始することになりました。

今だったらこうするなということを書きたいと思います。

 

妊娠・不妊について知る

子どもが欲しいと感じた時点で、基礎体温のことや、妊娠しやすい時期、

妊娠が成立するまでに身体の中で何が起きているか、気をつけるべき生活習慣、

不妊の原因や検査項目・検査時期など、少しでも知識を深めておけば良かったです。

 

妊活を始める前に基本的な検査をするかどうかについて

妊活を始める前の検査としては、ブライダルチェックというものがあります。

これは、自分やパートナーの身体について知る良い機会なので、

全ての方にオススメです。

 

・将来は子どもがほしい、30歳前後またはそれ以上の方

・子どもがほしくて仲よしを試みているけど、なかなかできない方

には、やはりパートナーともに基本的な検査を受けることをオススメしたいです。

 

知り合いの話にはなりますが、不妊治療が始まってから、なかなか妊娠が成立せず、

男性側にも問題があるかもしれないから、旦那に検査をしてほしいとお願いするも、

「俺は問題ない」と検査自体を拒否してなかなか前に進めなかった

という方がいます。

 

「問題が男性にあるかもしれないから検査してほしい」だと、

どうしても抵抗を感じてしまう男性もいるみたいです。

 

そう考えると、切羽詰まってから検査するよりは、

妊娠に対して気持ちに余裕があるうちに、健康診断のような気持ちで

ブライダルチェックを活用するのはとても良いことだと思います。

 

検査をお願いする病院について

検査結果に問題があった時のことを考えて、

不妊治療専門のクリニックにお願いするのも良いと思います。

 

次のステップに進むために転院となると、紹介状を持っていっても、

基本的な検査はまた一からやり直すところが多いです。

(検査項目によっては前のクリニックの結果を用いて判断することもあります)

そうすると、検査の分だけ治療に進む時間は長くなります

 

しかし、人気の不妊治療施設は待ち時間が長いです。

 

あとは、自宅や職場からの通いやすさ、クリニックとの相性(口コミ)などを

考慮して決めるのも良いと思います。

 

ブライダルチェックは基本自費のため、

クリニックによって費用が異なることも、病院を選ぶ判断材料になるかもしれません。

不妊の症状がある方は、一部保険適用になることもあると思います。)

 

振り返ってどうするべきだったか

今の私だったら「絶対ブライダルチェックを受ける!」の一択ですが、

当時の私は28歳という年齢で、特に大きな病気もしたことがなく、

友達も自然妊娠で出産している人が多い状況の中で、

ブライダルチェックを受けることは後回しにしてしまうと思います…

 

しかし、何度か仲よしの機会をとって「あれ?おかしいな?」と思った時点で、

不妊治療専門施設で夫婦ともに検査を受け、タイミング療法を開始するべきだった

と思います。

 

理由は、

・もし問題があった場合に次の検査、次のステップへの相談がしやすい

・原因は女性側ではない可能性も大いにある(ので男性も検査する)

 

です。

 

私は、自分が子どもをほしいと思うタイミングで授かるためにも、

自分の身体のことを知っておくのはとても大事なことだと感じました。

 

 

もし、検査に迷われている方がいたら、ぜひパートナーと検査を受けて欲しいです。

 

 

 

今回の内容は以上となります。

長くなりましたが読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

*1:射精はできるが精子の数が少ない

*2:精子の運動率が悪い